Xcode4.3とTitaniumとMacPortsとHomebrewのあれこれ

昨日Xcode4.3, Tianium, MacPortsを意気揚々とインストールしたはいいものの、
Xcodeのファイル構成の大幅改変と、TitaniumおよびMacPortsの対応状況の変化でいろいろ躓いたので、
同じような状況の方のために記録を残しておく。
一応時系列。というか自分が経験したパターン。

MacPortsはXcode4.3では動かない?

そんなことはなかった。
正確にはXcode4.3ではコンソールであれこれやるためのソフト郡が標準でついてこない。
そのためPreference > DownloadsからCommand Line Toolsをインストールすることとなる。

さらにXcode4.3ではアプリ本体の場所が変わってしまったために(?)、以下のコマンドを入力する必要がある
読み込む場所を変えているんだと思う、たぶん。うん、たぶん。
xcode-select -switch /Applications/Xcode.app/Contents/Developer
上記の手順でMacPortsは無事動作した。(パッケージ管理最高ッ!!

この時点での状況

Lion, Xcode4.3, MacPorts(※tmuxは無事動作)
おおお、環境整ってきたぞ!と思っていたら、
TitaniumでiPhoneシミュレーター動かないじゃん!!!
まあいいや、とりあえず他の環境整えよう。(いや解決しろよ、12時間前のオレ。。。

後述のHomebrew導入後に判明したのだが、
google先生によるとTitaniumは現状(2012/3/18)ではXcode4.3に対応してないとのこと。
無理やり対応させる方法もあるらしい、
けど、公式が対応していないと仰っているので素直に諦める。

MacPortsからHomebrewへ

元はと言えばこれが悪夢の始まりだった。
どうやらMacPortsでは(MacPortsでインストールした以外の)既存のソフトを無視するらしい。
(たしかにPythonは標準で入っていたはずなのに、あたらにpython27入れてやがったなMacPorts...)

なんとなく嫌だったのでとくに詳しく調べるでもなく、
MacPortsをアンインストールしてHomebrewを導入。スムーズにできた。
続いてMacPortsで入れてたソフトを同様にHomebrewでインストール。

…あれ?今度はtmux動かなくね?
open terminal failed: missing or なんちゃらかんちゃら...とかエラー吐いて起動できん。
Homebrewでエラー起きたかなと思いbrew doctorしてみるも、
Your system is raring to brew.などど曰われる。

まあいいや、これも放置。
そういえばTitaniumも動いとらんかったし、ちょっと調べるか。

(上記のXcode4.3による大幅改変を知る)

あー、これたぶんtmuxのコンパイル時になにかしらエラー起きてるかな。

Xcode4.3から4.2.1へ

TitaniumはXcode4.3未対応だし、Homebrewでインストールしたtmuxうごかないし、
仕方ないからXcode4.3をアンインストールしてXcode4.2.1を新規インストール。
ついでにXcode4.2.1付属のCommand Line Tools削除ツールを使って、
Xcode4.3のアンインストール時に残った残骸も消去

よし、これでTitanium動くだろう!
・・・あれ?っえ?動かんぞ!

いやもういい!とりあえず次!Homebrewでtmux!!
もはやHomebrewすら動かNEEEEE!!!

why?なぜ?!
bre doctorしてみると、最新版のhomebrewはXcode4.3を前提としているんだとか(白目

Lionの再インストール

不幸中の幸いか、まだLionを使い始めて一週間も立たないので
そこまで思いつめなくてもクリーンインストールで出荷状態に戻して、
0から設定しなおせばいいかと思い、決行。

しかしここで盛大な勘違い。
再インストール(OSを構成するシステムファイルの初期化)と、
クリーンインストール(HDDを初期化して出荷状態に戻す)を混同していたのである。
結局行ったのは再インストールだった。
HDDは何も変わらず、上記ソフトも元に戻らずエラー吐きまくり。

しかしここでTitaniumに変化が。
なんとiPhoneシミュレーターを認識してくれた!動く動く!

あれ?じゃああとはXcode4.3を別途インストールすればTitaniumもHomebreも動くんじゃね?

Xcode4.3再び

AppStoreから再びXcode4.3をインストール
4.2までとファイル位置が違うので、住み分けも可能な様子。
見事4.2.1と4.3の共存環境ができあがりました。
Homebrewも無事動作。tmuxも問題なくインストール終了し、動いてくれた。


これにてXcodeとの長い戦いが終わった。

今回わかったこと

Xcode4.3ではCommand Line Toolsをオプションとしてインストールできる
TitaniumはそもそもXcode4.3に対応していない
MacPortsはXcode4.3に正式対応していないがXcode-select -switchとかなんとかのコマンドを使えば問題ない
Homebrewの最新版はXcode4.3が必要